【原因・解決法】ワーカホリックになった話-後半-【韓国在住日本人モデル】

workaholic3 マインド

前回の続き
【原因は?】ワーカホリックになった話-前半-【韓国在住日本人モデル】

前半ではワーカホリックになった原因を書きました。

後半ではワーカホリックになって起きたこと、どうやって僕の症状が改善されたのか、という解決法をまとめました。

ワーカホリックになって精神的に追い込まれて起こったこと

前回記述したワーカホリックの原因が引き金となって僕自身に起こったのは

撮影中、勝手に涙が溢れそうになりその場から逃げ出したくなったことです。

今でもとても不思議な感覚なのですが、自分の意識とは裏腹に身体が仕事に対して拒否反応を示した、そのような感情に近いと思います。

その撮影の前日、別の仕事の仕上がりが自分の中では納得ができず、すごく落ち込んでいました。
誰かに何を言われた訳ではなく、勝手に思い込んでネガティブなマインドに。

自分でも自信のあった仕事だったからこそ、上手くいかなかったのは自己肯定感の低い性格にダイレクトに直撃しました。

とにかく自信を失ってしまったんです

ワーカホリックになって仕事にのめり込んでいた分、その反動が大きく襲いかかってきました。

幸いにもその逃げ出したくなる感情はすぐに収まり、撮影を一時中断するという状態にはなりませんでした。

危うくトラウマになりかけたきっかけのこの出来事。

「大好きな仕事のはずなのになぜ、、、」という気持ちになり、早急にこの問題の解決法を調べました。

万人の人に効果があるか分かりませんが、僕なりに試してよかったものをまとめました。

僕が実践したワーカホリック解決法

無理やり休みを取る

モデルの仕事は働けば働いた分だけお給料が出ます。

なので休暇を取ることに躊躇していましたが、その時はもう精神的に限界が来ていたのでそんなことも言ってられず、無理やり三週間の休暇を取り日本へ帰国しました。

韓国へ渡韓してから初めて、そして一年半ぶりの帰国だったので心身ともにリフレッシュをしてきました。

はじめは仕事をしていない焦燥感に駆られていましたが、それも段々と薄れていって気持ちを切り替えることができました。

身体は日本にあるので、働きたくても働けない

ワーカホリックの原因である仕事から、物理的に距離を置くことが重要なんだと思います。

たまに韓国内を旅行したりして、自分なりのリフレッシュを取っていたのですがそれでも考え事はしてしまっていたので、、。

気になることに没頭する

オードリー若林さんが言っていた没頭
ネガティブな感情に襲われそうになったら、無理やりポジティブに考えるのではなく何かに没頭する。

休みの時に仕事のことを考えそうになったり、自己肯定感の低さからネガティブになりそうな時は、とにかく没頭できることをしました。

趣味とまでは呼べなくとも、何か集中してしまうもの。

読書もそうですし、映画やドラマを観ることも。

それをしてる間は時間がポッカリと空いて、勝手に時が進んでいるような感じ。
これが没頭なんだなと思い、そこからはただ休むということに抵抗がなくなりました

ワーカホリックの原因でもある「趣味のなさ」は没頭により打ち消せすことができると思います!

セルフコンパッションを実践する

心理療法の一つとして知られるセルフコンパッション

「ありのままの自分を受け入れ、他者を思いやるように自分自身のことを大切に慈しむ」

ストレスや不安に囚われず困難な状況を乗り越える方法として、ビジネスシーンでも注目されています。

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ワーカホリックの原因として多い完璧主義や自分自身に嫌悪すら抱く自己肯定感の低さ。またこの仕事を続けていきたいという思い。

それらすべてが混ざり合い、プレッシャーとなってのしかかってきました。

それが前述した、涙が出そうになってその場から逃げ出したくなった出来事へと繋がったのだと思います。

セルフコンパッションは三つの要素から成り立っています。

・自分への優しさ(セルフカインドネス)
「なんて自分はだめなんだ!」と思ってしまう完璧主義で自己肯定感の低い自分を受け入れる。
そんな感情に陥った時は、家族や親しい友人に接するかのように慰めて優しさを自身に向ける。

・他者と共通の人間性(コモンヒューマニティー)
「なんで自分だけがこんな目に、、、?」辛い時ほどこう思ってしまうでしょう。
自分一人の問題として抱えてしまって、周囲から孤立しているように陥る感覚。
でもそれって間違いで、誰もが同じような経験をし、苦しんでいます。
「この苦しみは自分だけじゃないんだ」と、他者との共通性を理解することで自分の辛さは緩和されます。

・辛い状態も受け入れる(マインドフルネス)
今の状況をありのまま、事実として受け入れる
辛い状態を我慢したり必死にもがいて抗うのではなく、「辛いと感じている自分」を受け入れます。辛いことに注意力を浪費するのでなく、あくまでも冷静かつ客観的になることで、ストレス緩和に大きく役立つ方法です。


セルフコンパッションを取り入れるならこの本を読むのが一番手っ取り早いと思います
この心理療法の第一人者であるクリスティン・ネフ著「セルフ・コンパッション」です。
「新訳版」のほうが訳が読みやすくておすすめです!

心が擦り減ってしまう前に、早急な処置を!

メンタルは一度崩してしまうと大変なことになります。

トラウマを植え付けられるだけでなく、それが原因でうつ病に発展する可能性だってあるのです。

ワーカホリックは自分では気付きにくいものです。

心のSOSを感じたらすぐに行動しましょう。

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