韓国の危険なモデル事務所の特徴とは【韓国在住現役日本人モデルが教える】

badagency モデルエージェンシー

韓国でのモデル活動が4年目を迎えます。

3年前の2021年4月から渡韓し、色々な経験をさしていただく中でたくさんモデルや彼らの所属するモデル事務所、そしてキャスティング会社と関わってきました。

モデルたちとは情報交換としてお互いの内部情報や近況を話し合うのですが、事務所について思いもよらない話(悪い話)を耳にすることがよくあります、、、。

この記事は3年間の実体験を通した意見と、他モデルたちから聞いた話をまとめた個人的な感想です。

※ここでいう危険なモデル事務所とは違法性はもちろん、「いざ所属しても満足に仕事が与えられない可能性があるモデル事務所」を指します!

韓国にも危険なモデル事務所はあります

2年前に投稿したこちらの記事「韓国でモデルになるには【現役日本人モデルが教えます】」は今でも閲覧数が多く、またこのブログ自体が「韓国 モデル事務所」や「韓国で モデルになるには」といった検索ワードで流動していることもあり、たくさんの方々が韓国でのモデル活動を夢みていることだと思います。

僕のInstagramのDMでも「韓国でモデルになるにはどうすればいいですか?」などと言ったメッセージをよくいただきます。

そして今、この記事を読んでいるあなたも少なからず韓国でのモデル活動に興味があることでしょう。

そんな夢を持って渡韓したモデルたちを潰してしまうような、危険なモデル事務所は韓国にも存在するのです、、、

実際に東京でもスカウトしては無名のよく分からないモデル事務所に所属させ、登録料やレッスン代と銘打ったお金を払わさせるような話がありますよね。

そのような金銭トラブルはなくとも、いざ所属してみたら仕事がない、しかもオーディションすらないなんて話もよく耳にします。

今回話したいのは後者のほうで、いざモデルを韓国に招聘して

「後は自分で頑張って仕事見つけてね☆」

みたいな、無責任なモデル事務所が本当にあります。

ビザだけ与えて知らんぷり。
そして事務所からはマネジメントも碌にされず、最終的に仕事がなくて自分の国へ帰っていくモデルたちを何人も見てきました。

何を隠そう僕が過去に所属していた韓国のモデル事務所が正にそうでした。

今後夢を持って韓国でモデル活動をする人たちが同じ轍を踏まないように、僕が知る限りの情報を共有していきます!

韓国の危険なモデル事務所の見極め方

韓国へ行く前に「このモデル事務所は大丈夫か?危険じゃない?」と判断するためには、ネットにあるそのモデル事務所の情報をとにかくチェックするしかありません!

Instagramと事務所の公式サイトを見て、下記のようなことがあれば少し注意です、、

Instagramの投稿がMVやCM多め

Instagramを覗いてみて、
「有名なアーティストと仕事をしているなら別に危険なモデル事務所じゃなくない?」

とか

「有名な企業のCMにその事務所所属のモデルが起用されているなら信頼できる」

と思うでしょう。

もちろんその両仕事はとても価値があり誇れるものです。
ですがモデルの主な仕事はファッション撮影にあります。

アーティストのMV、企業の打ち出すCMより遥かに母数の多いファッションブランド。
お金を稼いで生活していくためにはファッション撮影が必要不可欠と言っても過言ではありません!

そもそもモデルを志したのであれば、ファッションの撮影がしたい!という人のほうが多いでしょうし。

ですがいざ自分が契約しようとしているモデル事務所の活動が、ファッション撮影の仕事がなくたまにあるMVやCMの仕事のみだったらどうですか?

ちょっと心配ですよね。

「じゃあMVとCMでお金を稼いで食べていく!」
と思ったあなた。

実はMVのギャラはファッション撮影に比べると断然安いんです。
ほんとに。

世界的にも有名なKpopアーティストのMVですら「良いギャラ」と呼べるほどではありません。
これはアーティストどうのこうのでなく、MVのギャラ自体がそういうものなんです。涙

あくまでアーティストが主役なので。

ではCMはどうなのか。
この手のモデル事務所から受けるCM仕事のギャラも、爆発的に高いかと言えばそうではありません。かと言って極端に低いとも言えずピンキリです。

ですが自分自身がキャスティング会社を通して、取ってきたCMのギャラは極端に低いケースが多々あります。

このようなモデル事務所ではモデル各々が自分たちで仕事を取ってこないといけないため、結果的にギャラが安いままで引き受けなければなりません。

そもそもCMの撮影自体頻繁に受かるかも分かりません。
というか毎回受かるようなモデルであれば、他のよりよい優良なモデル事務所が放っておきませんよね。笑

MV・CM撮影の両方に言えるのが、クライアントが撮影のためにとりあえず人を集める(特に外国人)パターンが多く「モデルのセット割」かなんか知りませんが人が多い分ギャラも安くなります。

所属モデルがモデル事務所をメンションしていない

そのモデル事務所に所属しているモデルのInstagramを見たとき、彼らが自身のモデル事務所をプロフィール欄でメンションしていないと少し危険です。

このパターンの場合、モデル事務所側がフリーランスモデルのように自分で仕事を取ってこさせているケースが多いんです。

モデル事務所に契約していながら「フリーランス」というのは

「頭痛が痛い」

みたいな違和感を覚えますが、韓国はもちろん海外では結構メリットのある働き方と言えます。
モデル自身に影響力がありインフルエンサーになれれば、仕事も自力で確保することも可能です。

ただギャラが安く見積もられるのがデメリット。

また、フリーランスモデルのような体系であってもしっかりとギャラはモデル事務所と折半なのでそこも注意です。

プロのモデルとして食べていくのであれば、やはり専属契約でしっかりとマネジメントしてくれるモデル事務所がベターでしょう。

僕自身今のモデル事務所に所属しているからこそはっきりと言えるのが、オーディションの質と量が断然違います、、、!
過去の危険なモデル事務所では月に1回オーディションがあればいい方でしたが、今では最低週に1,2回はオーディションに行ってます!(というかこれが当たり前)

オーディションはとにかく落ちまくるためその都度トライアンドエラーが重要です。

ですがその母数が少ないとなると「次はこういう対策をしよう」というのが試せなくなるため、オーディションに受かる確率が中々上がらないんです。

そのためしっかりとしたマネジメントとのあるモデル事務所が必須。

don'tthink

Instagramの更新が少ない

これもモデル事務所の実態が分からないので危険率が高いです。

そもそも売れているモデルがいない可能性も、、、。

モデル事務所自体にパワーがないと、オーディションの数が少なかったり、韓国のエンタメ業界にあまり良いパイプがないことも考えられるため、Instagramは要チェックです。

まず投稿が数ヶ月や何年も前のものしかない場合はレッドフラグ、、、。

普通にモデルをマネジメントしてくれるモデル事務所であればしっかりと仕事のあがりを掲載しています。
事務所としてはそれが仕事に繋がる可能性もあるので。

そしてよくあるのが、現在在籍していないモデルをあたかも今でも活躍している所属モデルかのように掲載している場合も注意です。

何故削除しないのかも謎ですが、、。

公式ウェブサイトがない

これはもう論外中の論外。

危険なモデル事務所は公式のウェブサイトを持っていないことが多いです。

特に前述したフリーランスモデルとして所属させるところは大概そうです。

Instagramとカカオトーク(韓国では)があれば、実際にモデル事務所として活動はできるのでしょうが、やはり公式ウェブサイトがなければ会社の実態が詳細には分かりません。

どこに事務所を構えているのかも分からないですし、それでクライアントからの信頼を得られるのかも不明です。

僕が過去に契約していた韓国のモデル事務所ももちろん公式ウェブサイト無しでした!笑

なのでクライアントからは「これほんとにモデル事務所ですか?」とよく聞かれていました。恥

なのでもしモデル事務所からスカウトや紹介等を受け取ったときは1度検索をかけてみてください。

そこでヒットしなかった場合は要注意です。

モデル事務所のInstagramフォロワー数はあんまり関係ない

誰もがSNSを使って発信をする世の中になり、いいね数や再生回数、閲覧数といった数字が物を言う時代になりました。

その中でもフォロワー数は1番目に付く数字であり、そのアカウントのパワーを表す指標にもなっています。

ここでもまたInstagramの話になりますが、モデル事務所のフォロワー数でその事務所の大小を判断できるか?と言えば意外と関係ない場合が多いです。

そのためフォロワー数が少ないから「弱いモデル事務所だ」とか、多いから「危険じゃなく安全だ」とは一概には言えません。

実際にフォロワー数が少なくても少数精鋭でコレクションモデルを輩出するモデル事務所もあります。

なので韓国の危険なモデル事務所を判断するにはフォロワー数でなく、先ほど挙げた特徴を参考にするのがおすすめです。

韓国の危険なモデル事務所まとめ

  • Instagramの更新が少ない、またはMVやCMの撮影多め。
  • そのモデル事務所に所属しているモデルが事務所をメンションしていない。
  • 公式ウェブサイトがないのは論外。
  • フリーランスモデルとして働くのか、そうでないのか。

特に1番最後の「フリーランスモデルとして働くのか、そうでないのか」は韓国の危険なモデル事務所を見抜く際に重要なポイントになると思います。

正直フリーランスにもたくさん良いところもありますが、モデル事務所と契約しているのにフリーランスモデルという立ち位置になるのは少し納得がいきません。

「フリーだから何してもいいよ!だから仕事は自分で取ってきてスケジュールも自分で管理してね!」

「あっ、でもちゃんとギャラからマネジメント料は引いとくね!」

なんか都合良すぎません??笑

事実、僕の過去のモデル事務所がこうだったので、ただただ不満ばかりありました。

ですがモデルたちも韓国(海外)で働くためにはどうしてもビザが必要なのです。

だからモデル事務所の実態が分かったところで「じゃあやめます。さいなら」とは簡単にはできないんです。
契約書に記載している契約年数もありますし、、、。

その年数以内に契約破棄するとなると多額の違反金が課せられる場合もあります。泣

近々、noteにて優良・危険な韓国のモデル事務所をまとめたものを執筆しようと思っているので、公開されたときにはぜひそちらも参考にしていただけたら幸いです!

コメント

タイトルとURLをコピーしました