パリ・ミラノのモデルエージェンシー目指して準備したこと【コンポジット、BOOKについて】

modelparis モデルエージェンシー

パリ・ミラノでの活動を夢見るモデルの方も多いと思います。
モデルやファッション業界においてヨーロッパ はトップを誇るエリアであり、激戦区であることも周知の事実です!

「一体どんな準備をすればいい?」
「具体的に何からすればいい?」

これらの情報はネットであまり見かけないと思います。

過去にパリとミラノへ実際足を運んでモデルエージェンシー探しをした僕が経験を元に、必要なことや準備について書いていきます!
誰かのお役に立てば、、、!

パリ・ミラノ:モデルエージェンシーへの準備

BOOKの充実

まずはなんといってもBOOKの準備でしょう。
パリ・ミラノのモデルエージェンシーへ所属するにあたって、オーディションがあります。

オーディションといっても、ずらーっと人が並んでいてわちゃわちゃしているわけではなく、
面談のような感じ

自分のプロフィールや出身地、いくつ言語を話せるか等をその場で用紙に記入します。
スタッフと雑談形式で話をするところもありました!

そこで!
必要なのがBOOK!(コンポジットについては後で書きます)

BOOKとはモデルにはなくてはならない存在で、自分のポートフォリオが詰まったアルバムになります。

「こんな雰囲気を持ってます!!」

それらをまとめた言わば、「自分の写真集」を相手に見せるわけです。

そこからスタッフがチームと確認して、この人を受け入れるかどうか話し合うといった感じです。

このBOOKの準備については、以下二点が必要です。

作品撮り

自分のポートフォリオを充実させるために「作品撮り」をする必要があります。
もちろん仕事のデータをBOOKに入れるのもいいでしょう。

ですが、
ここではやはり「パリ・ミラノのモデルエージェンシー用」の写真が必要だと思います。

仕事の写真はオンラインショップの商品ページやブランドのシーズンLOOKなどがありますが、、。

それら写真はそれぞれにテーマがあるので、
「パリ・ミラノのモデルエージェンシーに所属するためにこの写真は必要か?」
と問われれば、当てはまらない写真がハッキリ言ってあります。

数合わせのためや良い写真がないために「なんとなく入れておこう!」としてそれらを加えてしまうのは良くないのです。

だから準備として作品撮りをする必要があります。

笑顔はいらない

じゃあどんな写真が必要なのか。

「笑顔はいらない」です。
いわゆる爽やかなポートフォリオはこの場合、準備する必要ありません。
これは、海外でのモデル活動やエージェンシー所属をサポートしてくれる会社へパリ・ミラノ用のコンポジット作成を依頼した際に言われたことです。

シリアスで凄みのある写真が必要なのです。

僕がパリとミラノのモデルエージェンシーに所属できなかったのはこれが原因だったのでは、、、と、時間が経って分かってきました。
写真はもちろん、対面した時にもこのような表情や雰囲気作りがポイントになってくると思います。

コンポジットの作成

コンポジットとはBOOKを一枚の紙にしたバージョンと言えば分かりやすいでしょうか。
バストアップと全身の写真に自分のサイズ、プロフィールや連絡先を記載。それをオーディションのときスタッフに渡すのです。

テンプレートはさまざまあり、顔のアップやモノクロ、写真の枚数がそれぞれ違ったりとコンポジットだけでその人の「色」がでます。

先ほども少し書きましたが、コンポジットの作成は海外へのモデル活動をサポートしている会社に準備をお任せしました。

そこで個人的に驚いたのは、

パリとミラノのモデルエージェンシーではそれぞれ違うコンポジットを準備する

ということです。

てっきり一種類のコンポジットを各モデルエージェンシーに渡せばいいと思っていたのですが、

「パリにはこれ!ミラノにはこれ!」

と二種類準備してくれていました。

もちろんそれぞれに特徴があります◎

think

パリのモデルエージェンシー用のコンポジット

  • ロングヘアをいかした、やや中性的に見える写真の採用。
  • 一番に目に入るバストアップ写真はモノクロ加工。
  • 全体的に色数が多くなく、線の細さが分かる写真たち構成。

パリのモデルエージェンシーやコレクションは中性的な雰囲気が好まれる傾向があり、そこへアプローチしたとのこと。

ミラノのモデルエージェンシー用のコンポジット

  • 一目瞭然で色数が多いコンポジット。
  • ガタイが大きく見えるようなものをチョイス。
  • 力強さを感じられる写真多め。

ミラノのモデルエージェンシーやコレクションでは、パリとは違って線の細さよりも身体の大きさやマッチョ具合が評価される傾向にあるらしく、それに相応する写真を選んだとのこと。
色数が多いのは、LGBTのテーマカラーであるレインボーを意識したと言っていました。

パリ・ミラノ:モデルエージェンシーへの準備まとめ

・その国にあった傾向のコンポジットやBOOKを用意する

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