ヨーロッパモデルエージェンシー探し<ミラノ編>

doumo モデルエージェンシー

初!イタリア到着

ボーヴェ・ティレ空港からフライトすること約1時間。オーリオ・アル・セーリオ空港へ到着しました。

空港からミラノ市内へ。確か到着は夕方ごろ。
パリとはまた違った趣のある街並み。個人的に初イタリアということもあってテンションは上がっていました、、、が。数日の疲れが溜まっていたので、ホテルへ着いて早々に観光もせず寝ていました。笑

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ミラノのモデルエージェンシー巡り1日目

アポイントメントの取れていたモデルエージェンシーへ直行

まずはアポの取れていたモデルエージェンシー、Major modelsへと向かいます。
やや緊張の面持ちのままエントランスへ。アポを取った旨や日本人であることを伝えると

「お〜!ジャポネーゼ〜!」

とテンション高く迎え入れてくれました。
僕と連絡を取り合っていた担当の人と、たわいもない話をしながらBookを見たり、全身写真、バストの写真を撮ったり。

「Takeshiはとても若く見えるね」「そういえば他にも日本人のモデルいるよ」

といろいろ気さくに話してくれました。

とにかくミラノへ来て感じたのがフランク
決してここのモデルエージェンシーだけという訳ではなく、ほとんどの人がフランクかつフレンドリーな人々でした。

大失態・・・?!

二軒目からはアポなしでの訪問になります。
ミラノのモデルエージェンシーはパリと違い比較的近い距離に密集しているので効率よくまわれます。

でMajor modelsの近くにあったNologo MGMTへ。
ここでとても印象に残る出来事が、、、。

受付を通してくれて、用紙にプロフィールを記入。軽く雑談しながら先ほどと同様に写真を撮りました。で、

「じゃあこの廊下を歩いてみて」

こう言われたのです。
内心、「エージェンシーに入るのためのウォーキング」というベタな展開にちょっとテンションが上がりつつ、実際のところウォーキングには自信がありませんでした。(じゃあなぜコレクションにトライしようと思ったんや)

・・・
でもとにかく精一杯やるしかない!ということでウォーキングしました。

スタート時、僕の背には担当の人が立っています。
そして廊下の突き当たりまで歩き、ターンして戻ります。ブレないようにフラフラしないように。

そして元の位置まで戻った瞬間、

担当の人「チャオ(さようなら)」

と一言だけ残してその人は去っていきました。

「えっ、えっ?!?終わり?!え?」

これにてオーディションは以上です。終わりです。
とにかく一瞬、あっけなさすぎて終わったのかも不明でした。それほどウォーキングがだめすぎたのか、それともただ見終わったから、じゃあさようならっていうことだったのか、、、。
いそいそと自分の荷物を持ってエージェンシーを後にしました。

意外と見てくれる!ミラノのモデルエージェンシー

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Wonderwall management
たくさんの人がいる会議室?みたいなところに通され、めっちゃ待ってました。
Bookを見てくれて、コンポジットも受け取ってくれました。

URBN
何を言われたかほとんど聞き取れず、、、。笑
とにかく名刺をくれて終了といった感じ。

名刺というのはとても大事で、次回訪問するときに使えます!
もしアポが取れなくても「名刺もらってるんで」ということで中に通してくれるそうなのです。まだやったことはありませんが、周りの話を聞く限りそれくらいの力が名刺にはある!ということでした。笑

Elite models
ここは比較的ティーンといった年齢の若い人しか所属させてくれないと聞いてたのですが、ダメ元で行きました。
メンズモデルは今この時期には受付けは終わった?的なことを聞き取れたのですが、正解か分かりません。笑
ですが次のシーズン来て、みたいな感じで名刺を渡してくれました。

The lab
確実に行った覚えはあるのですが、詳細の記憶が全くありません。笑

I love models
ここへはめちゃくちゃ苦労してエントランスまで行ったのですが、ベルやノックしても誰も出ず。諦めて帰りました。たぶん休みだったんだと思います。
場所が分からずどうしようとなった時に助けてくれた、ミラノのおじいさんには本当に感謝です。

とにかく一日目もまわれるだけまわりました。
そして確実にパリと違うのは、みんなちゃんと見てくれるということ。

アポなしは門前払いではなく、Book・コンポジット・僕自身を一度見てくれる。そしてだめならちゃんとその場で所属を断ってくれる。でもコンポジットはしっかり受け取ってくれる。

そこには遠くから来たモデルに対して、何かリスペクトのようなものを感じました。

正直ミラノのことがめちゃくちゃ好きになりました。笑

余談。Doumo:ドォーモ

みなさんドォーモと呼ばれるミラノ大聖堂はご存知ですか?

恥ずかしながら僕は実際に現地で目にするまで全く知らなかったんです。笑

時間があれば観光も!というのが頭の中にあったので、ホテルから近かったドォーモを夜見に行くことにしました。

「まあ、有名な教会?見に行っとこか〜。」

くらいのテンションで。
地図を見ながら進んでいくと、突如バカでかい建物が!!!
思わず「うぉっ!!!?」と口に出してしまうほど!

doumo

ライトアップされたドォーモはとても神秘的な佇まいでそこにそびえ立っていました。
とにかく大きい!なのによく目を凝らして見てみると細やかで繊細な装飾が施されており、僕は一気にドォーモの虜に
建物の隣には露店が軒を連ねており、そこでグリューワインを買って、しばらくの間ただただドォーモを眺めていました。

言うまでもなく次の日も。
昼ごろに行ったので聖堂へ入ることができ、ステンドグラスや内部を拝見。神秘的な空間に浸っていました。

なんやかんやその日の夜もドォーモを見に行ってました。笑

ミラノへ来る機会があればぜひ!!(言われなくても行くと思いますが〜笑)

ミラノのモデルエージェンシー巡り2日目

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2日目は雪が降っていました。
積もるほどではなかったのですが、服や髪の毛が濡れるレベル。ミラノの街に映えるとても素敵な
光景だったのですが、傘を持っていなかったためなかなかやっかいでした、、。笑

Boom models
個人的に手応えがあったミラノのモデルエージェンシー。僕の知る限り結構多くの日本人が所属しています。
用紙にプロフィール、全身写真、バストアップ、後日連絡しますという感じで終了。

Independent models
エントランスで「見てほしい」旨を伝える。

「ちょっと待ってて〜」と。

そこからおそらく数十分はエントランスのシートで待ってました。忘れられてる?と思った矢先、担当の人が。

そこから別の部屋へ連れられ、Bookを見てもらいました。

「じゃあチームに見せてくるね」

といってチームのほうへ。
内心バクバクです。どうかこの場でOKが出ますように、、、。

戻ってきてその人は

「うーん、コレクションに出るならもっと身長が必要だね」と。

これはヨーロッパへきて幾度となく突きつけられた言葉です。
「あー、またその理由かー」
この時はそのままの言葉の意味でしか受け止められなかったのですが、帰国して時間をかけて見つめなおしているといろいろ分かってくることがありました。

帰国。長い戦いが終わる

一日かけて帰国。とにかく疲れまくっていたのを覚えています。
海外での一人旅は今回が初めてではなかったのですが、これほど長い日数行ったことはなく始めはとても不安でした。
ただ実際楽しさのほうが勝っており、「まだまだ残っていたい!」というのが本心です。笑

時間をかけて分かったこと、僕に足りなかったこと

身長は関係ない

パリ・ミラノのモデルエージェンシーで散々言われたこの言葉。
これはそのままの意味ではないということを理解しました

これは程のいい断り文句だったのです。
対面して、アポなしでも中に入れてくれて、それからBookを見て・・・。
身長が足りないことが理由ならまず対面した段階で断られているでしょう。一目瞭然なので。

でもいくつかのモデルエージェンシーはそうではなかった。きちんと判断して、でも僕に何か「身長を凌駕するもの」が足りなかったから理由を付けて断ったということではないかと思ったのです。

実際に180cm前半のモデルで、ランウェイを歩いた人はいます。
だから身長は断り文句に過ぎないのです。

アピールする武器がなさすぎた

じゃあ何が足りなかったのか。
これは今考えても分からなかったりします。

でも一つ言えるのであれば「自信」のような内面の部分だと思います。

当時、ヨーロッパのモデルエージェンシー探しに行けたことで満足していた節があります。
二の足を踏むモデルが多い、海外への挑戦。でも自分はそれに挑戦した。
結果はどうであれ、行動した。

ポートフォリオを完璧に仕上げた訳ではなく、かといってウォーキングでアピールする訳ではない。

とにかく自分の武器がなさすぎでした

「本当にこの僕がヨーロッパのモデルエージェンシーに所属できるか?」

ということが心の片隅に不安としてあり、その自信のなさが表に出た。
こうじゃないかな〜と。

とにかく今覚えば、「なんであんな準備もなく行ったんや」と思うことがたくさんあります。笑
逆にその行動力が羨ましくもあります。


海外でメンズモデルとして活動していて、感じたことや伝えていきたいことを備忘録的感覚で発信しています。
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