祝HYUNDAI(ヒュンダイ)コマーシャル出演!撮影の様子など

hyundai 仕事

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そうです、韓国のみならず世界的にも有名な大手企業「HYUNDAI(ヒュンダイ)」のコマーシャルに出演いたしました!

僕にとってこれは大きなキャリアの一つであり、あがりにもとても満足しています。

そこで「たまにはこういうのもいいかな〜」と思い、当時8月に行った撮影の様子を書くことにします。

8月某日 朝8時 集合

「集合時間」を意味するCall Timeは朝8時。天気は雨。
場所はカンナムに近い、シンサというところでした。

韓国はこの時期雨のシーズン。雨のせいで幾度となく日程が変更し、元々のスケジュールより半月ほど遅くなってやっとフィックスしたのが今日。

「結局雨なんかいっ」

と思いながらキャスティング会社の人と合流。
ロケ地までは車で向かうようです。

あらかじめ絵コンテをもらっていて、だいたいの流れは把握済み。今日の撮影の場所は「山」
韓国へ来て初山ということもありワクワクした気持ちで車へと乗り込みました。

車で走ること1時間、、、

朝が早かったのもあり、ほぼ爆睡。笑
到着して、車から降りた先に見える景色は山、山、山でした。

場所は京畿道 양평군 옥천면 신복리らへん。

なんていう山の名前かは分かりません。笑

ちなみに個人的に山へ行くのはたぶん10年ぶり。その時は奈良の三輪山でした。パワースポット、スピリチュアルが云々って。

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まあそれはさておき。
荷物を置いて、用意してくれていたアウトドアウェアに着替えて、いざ撮影開始です!

hyundaimodel

ひたすら川を走る

まずは颯爽と川沿いを走るシーン。
この山にはいくつか川が流れており、そこでの躍動感溢れるアクティブな撮影をしました。

川沿いはただの河原道なので、なかなかに走るのが難しい、、、。
転けないようにゆっくりしっかり足を着いていたら、

「もっと力強くっ!」

と注文が。
たしかに、なんかそ〜っと走ってても迫力ないですよね。笑

あと着地する足も決められてたりしてました。

「この石に右足、この石には左足をついて走ってほしい」

という感じで。

何より僕以上に大変だったのがカメラマンさん
走る僕の後ろをバズーカみたいなカメラを持って、追いかけないといけないのでめちゃくちゃしんどそうでした。

たまに僕が早く走り過ぎて置いていってしまったり。笑

「もっとゆっくり!」「もっと早く!」的なことをたぶん韓国語で言ってたっぽいんですけどね、どうやら。笑

まあそんな感じで通訳の人もいてたんで、「今のオッケー、いい感じ」とか教えてもらいながら調整していきました。

日本語の通訳?いいえ、もちろん英語です

僕は完璧に英語が理解できるわけではないんで、また別の大変さがそこにはありました。笑

ドローンに追いかけられる

ここではドローンを使った撮影もしました。
自由自在に動くドローンで撮った映像はスピード感や迫力があり、それこそ駆け抜けているシーンには相性ぴったりです。

今回使っていたドローンがなんかめちゃくちゃでかい機材で、羽のモーター音?もなかなかの音量。

羽にちょっと当たりでもすればケガするやろなって察するレベル

そんなドローンが自分のすぐ後ろを追いかけてくる感じやったんですが、それが結構恐怖でした。

追いかけられているというかこっちが逃げているというか。笑
しかも足場も悪いところなんで、転けそうになりながらも命からがら走り切りました。笑

休憩、ランチはサムゲタン

samugetan
スタッフさんが多かったので、5つもありました!笑

8月とはいえど場所が山、雨ということもあり、気温が低く肌寒くありました。
なのでランチとして食べたサムゲタンは本当に美味しく、身体の芯から温めてくれる救世主と言える存在でした。

で、待ち時間が結構あったので楽屋的に用意してくれていた「韓屋(ハノッ)」で横になりながら気付いたら寝てました。笑
なんか日本の和室みたいな感じなんで、落ち着くんですよね〜

山頂での撮影

次は見晴らしの良い山頂での撮影。
カメラをクレーン車に吊るして、カメラがギュインギュイン動く
なんかそれは見てるだけでも楽しいです。

cameracar

とにかく山頂ということもあり、このシーンは気持ちのいい開放的な撮影でした。

ですが、自然はコントロールできないもので
「雲待ち」というのが長い時間ありました。
山や谷間に雲がかかってしまい、いい景色が隠れてしまうのです。
だからそれが全部過ぎ去るまで待つ。

人間にはどうしようもできないことなので、ひたすら待つしかありません。

たぶん撮影スタートってなってから30分以上は待っていたと思います。

そしたらだんだん日も暮れてきて、暗くなる前に撮らないとという焦りも空気として流れていました。

そしてそうこうしているうちに、見事雲は過ぎ去り、あの動画にあるような絶景が見えたのです。

難しいニュアンス

一点、少し難しかった撮影のポイントがあります。

スマホで景色を撮影しながら、カメラに振り向くシーン。

なんてない感じなのですが、「ん?」っていう感じを表情にあまり出さずに表現してほしいという。首を傾げたりせず、でも「ん?」はほしい。

これが思ったように表現できなくて苦労しました。

そのときは正解がどれだったのか、またどうすればよかったのかは分からなかったのですが、あがりを見て「あのままでよかったんや、あれが正解やったんや」と認識することができました。

監督(韓国語)→通訳の人(英語)→僕

この構図で伝言ゲームのように監督の要望が伝わります。
やはり韓国で仕事をするにあたり、ダイレクトに意図を聞くためにも、韓国語は必須やとヒシヒシ感じました。

view

撮影終わり

最後に山を登っている撮影をして終わりました。

なんだかんだ18:30くらいに終わったと思います。
不安定な気候や気温、動き回ったりしてたのでやっと帰れるって感じだったのですが、ここからまた1時間ほどかけてソウルへと戻ります。

案の定車の中でも爆睡。

最後に通訳に来てくれた人と海外っぽくハグして帰路に着きました。笑

満足すぎて悩みが吹っ飛んだ

僕的にめちゃくちゃ気に入った仕上がりになっています。
なんだかんだ不安だったシーンも上手いことできていて、自信にもなりました。

あ、もう一つ嬉しかったのが「アジア人枠」を勝ち取ったこと。

このCM自体シリーズもので、他にも何人かモデルがいます。またワールドワイド用なのでアジア人だけでなくさまざまな人種の人が選ばれているのです。

その中でもアジア人は僕一人だけで、恐らく韓国人の人たちに混ざってふるいにかけられていたのだと思います。

それを無事勝ち抜き、現に仕事ができたのです。

そう考えると自信なることに加え、「自分は日本人として海外でやっていけてる」と思えるようになってきました。

最近仕事や生活に対する悩みがあったので、それが全て吹っ飛ぶような満足する仕事でした。


海外でメンズモデルとして活動していて、感じたことや伝えていきたいことを備忘録的感覚で発信しています。
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