2021.10/7〜15にかけソウルファッションウィークが開催されました。
現地にいる身としてはやりたい仕事の一つで、僕の初ランウェイが海外のファッションウィークになるかもと淡い期待もしていました。
何はともあれどういう結末になったのか書き連ねていくことにします。
結果は、惨敗っ、、、!
非常に悔しい結果となりました。
いくつかのブランドにエントリーしていたのですが、フィッティングにはいけるものの書類選考で落とされていたりと僕にとってはなかなかハードルが高かったです。
とりあえずフィッティングのレポだけ書きます。
ニューヨークファッションウィークも兼ねたランウェイ
このブランドは少し特殊で、ソウルファッションウィークに加えニューヨークファッションウィークにもデジタル作品として出展しているブランドでした。
なので厳密に僕が行ったこのフィッティングはニューヨーク用。つまり韓国にいながらニューヨークのファッションウィークのキャスティングへと足を運んでいたのです。笑
流れとしては、2、3着の衣装を着てスマホで簡単に撮影するといった感じ。
ブランドのテイスト的に僕はフィットしていたと感じていました。
少しの不安要素
ここで不安に思ったのが、僕が映像のコンポジットを持っていないということです。
というのもこのランウェイはデジタル作品。会場があってモデルたちが歩くのではなく、ランウェイなり何かしらの物語を撮影し、その映像を流すというもの。
なので、コンポジットとして必要なのはBookではなく、その場でウォーキングを見せるでもない。
映像作品のコンポジットが重要だったのです。
とくに過去、どこかしらのランウェイを歩いているのがベストで、それなら映像はもちろん実績もあるというまさに完璧なコンポジット。
残念ながら僕にはそのような実績の映像を持っていなく、かろうじて「大手ブランドのCFに出演しました」ということぐらいしか言えませんでした。
そしてその場にはアシスタント的な人が一人だけ。
フィッティングが全員終わったあとディレクターやデザイナーにスマホの写真なりモデルの映像コンポジット等を見せたのだろうと思います。
そうなるとより重要になってくる映像のコンポジット。
「不利やなー」
と思いながらその日は帰路につきました。
なぜ落ちたのか考えてみる
デジタル作品用の武器を用意していなかった
前述した通り、僕は映像のコンポジットを用意していませんでした。
デジタルランウェイなるものが世界的に主流となっている中、ソウルファッションウィークももちろん例外ではありません。
なのでよく考えれば、映像のコンポジットが重要になるというのは自然と出てくる答えなのです。
また韓国ではインスタグラム上でオープンコールが行われており、そこでも映像作品が重要になっています。
オープンコールとは、「誰でもキャスティングを受けれますよ」ということ。
今回はインスタグラム上なので○月○日〜○日までにコンポジットとともにポストしてタグ付けしてくれたら、全員目を通します!というもの。
で、その一次が受かればフィッティングの二次に進めるというわけです。
ポストする際、もちろん映像作品が武器になります。
実際に自分のランウェイをポストしているモデルが大半でした。
ランウェイでなくても、簡易的に撮った自分のウォーキングをポストしているモデルもいました。
なので映像のコンポジットは今の時代、必須ということですね。
僕は「キャスティング当日にばっちり歩けば大丈夫」と思い込んでしまっていました、、。
フォロワー数も大事?
インスタグラム上でオープンコールをしたブランドに限ってのことなのですが、もしかしたらフォロワー数も選考の要素に少しだけ入っているんじゃないかなと思いました。
タグ付けでポストしたり、フォローが強制だったりするので少なからずマーケティング的な要素もあるのだと思います。
そこでブランド側が目をつけるのがやはり発信力のあるアカウント。
同じようなモデルがいたとしたら、
フォロワー数0の新規アカウントより、フォロワー数が数万人いるアカウントをもつモデルのほうが優遇されるのかも知れません。
まああまり関係はないと思いますが。
実際僕がオープンコールでエントリーしていたのは新規に作ったアカウント。
フォロワー数は3人とかでした。笑
メインアカウントでやってもよかったんですが、三列のレイアウトが崩れたり、ブランド毎にコンポジットをポストするので、同じような投稿がいくつも連続で続きます。
これはフォロワーの離脱に繋がると思い、メインアカウントでのポストはやめておきました。
海外のコレクションは目標です
韓国のみならず海外のコレクション、ファッションウィークは僕のかねてからの目標でもあります。
コレクションの仕様も変わりつつある中、上手に適応してその座を勝ち取りたいですね。
今回のソウルファッションウィークは残念な結果で終わりましたが、次回は歩けるように精進します!
海外でメンズモデルとして活動していて、感じたことや伝えていきたいことを備忘録的感覚で発信しています。
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@t_t_k_k_s_s
ライター・ファッションモデル。学生時代のアルバイトでファッションの世界へ。大手セレクトショップの販売員、ECスタッフを経験後、長年携わったアパレル業界の経験を活かしWEBライターに。数々のファッションマガジンサイトで執筆を行い、メンズ・レディース問わずおしゃれを発信しています。また現在はモデルとして、更なるファッション知識を探求中!
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