※前回のエピソードはこちら
👉【モデル裏話#7】SamsungのCMで主役に|忘れられない16時間撮影
韓国でモデルをしていると、思いがけないチャンスが舞い込むことがあります。
この日もいつも通りのMV撮影だと思っていたら、現場にいたのはまさかのBoAさん。
子どもの頃にテレビ越しで見ていた「レジェンドアイドル」が目の前に現れた瞬間の衝撃と興奮は、
今でもはっきり覚えています。
今回は、そんなKpopレジェンドとの奇跡の共演と
忘れられない撮影現場の舞台裏をお届けします。
日本でも馴染みのあるKpopアイドル「BoA」
韓国でモデルをしていると、KpopアイドルのMV撮影に呼ばれることがあります。
僕自身、Kpopにはほとんど詳しくなく、名前を聞いてもピンと来ないことが多いのですが、
唯一、昔から知っていたアイドルがいます。
それが「BoA」。
韓国だけでなく日本でも大人気だった、レジェンド的存在です。
メイクだけで2時間!? 長丁場の撮影スタートまで
撮影場所はソウル郊外。
いつもなら現場でメイクとヘアセットをするのですが、この日は違いました。
まずはソウル市内のサロンでモデル全員の準備をし、そこから車でスタジオへ移動。
準備と移動だけで、すでに3時間近くが経過していました。
撮影当日まで「誰のMVか」は知らされない

KpopのMVでは「誰のMVか」という情報は基本的に伏せられています。
現場に到着して、初めて知るのが通例。
これは情報漏洩やファンとのトラブルを防ぐための対策だそうです。
この日も例に漏れず、現場でようやく名前が明かされました。
登場したのは・・・まさかのBoAさん!
スタジオに入ると、そこにいたのはあのBoAさん。
実物はテレビで見ていた通り、小柄で華奢。
ですが、圧倒的なオーラと存在感がありました。
中学生の頃、音楽番組で見ていたアイドルが目の前にいるという事実に、
ただただ感動。
緊張のシーン、BoAさんの隣に座ることに

いくつかの撮影シーンがあり、その中にはBoAさんの横に座るシーンも。
心臓がバクバクでした。笑
カメラに緊張が映らないか心配になるくらい、近くで見るレジェンドの存在は圧倒的でした。
撮影終了後、ついにご本人と会話
ラストシーンでは、ソファーにBoAさんとモデル・ダンサーたちが並んで座るシーン。
いくつかのテイクを撮ったあと、無事に撮影終了。
Kpopの現場では、本人に直接挨拶するのが難しい雰囲気もあるのですが、
この日はモデルの1人が勇気を出して挨拶。
それをきっかけに、全員が続々とご本人へお礼の言葉を伝え始めました。
日本語で話しかけたら・・・まさかの返答!
みんなが韓国語で話す中、僕は日本語で話しかけてみました。
「こんにちは、たけしといいます!お疲れ様でした!!」
すると、
「おー!お疲れ様でした!」と、
まさかの日本語で笑顔の返答が!!!
この瞬間、本当に天にも昇る気持ちでした。
テレビで聞いていたあの声、あの笑顔がそのままで、
BoAさんって本当に素敵な方だと思いました。
日本デビュー20周年記念MVに参加できた誇り

撮影が終わり、後日公開されたMVは何度も何度も見返しました。
実はこの曲、日本デビュー20周年を記念したアルバムの収録曲の1つだったそう。
そんな記念すべき作品に、日本人モデルとして参加できたことを、
心から光栄に思っています。
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30歳で韓国に来てモデル活動を開始 。言葉も文化もわからない中でのスタート→今ではモデルが仕事に
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