※前回のエピソードはこちら
👉【モデル裏話#4】NFL撮影と熱中症の記憶|冬服×真夏の過酷な現場で起きたこと
モデルという仕事は身体だけでなく、心にもじわじわと疲労が蓄積していきます。
僕も、韓国でのモデル活動を続ける中で
「ちょっと限界かもしれない」と感じた時期がありました。
今回はそんな「休息を決意したタイミング」で、まさかのReebokの撮影依頼が届いた話です。
心と身体のバランス、そして好きだからこそ断れない仕事について考えさせられた経験でした。
「韓国に住み続けなきゃ」という焦りとプレッシャー
韓国でモデルとして活動する中で、常に感じていたのは
「ここに居続けなければ、席を取られるかもしれない」という不安でした。
だからこそ、長期で日本に帰るという選択がなかなかできなかった。
そんな中で、メンタル的にも少しずつ疲れが溜まり、
「一度しっかり休もう」と考えるようになりました。
初めての「1ヶ月帰国」を決意。…のはずだった
これまで最長でも2週間までしか帰国しなかった僕が、
ついに「1ヶ月は帰って、ゆっくりしよう」と決めたんです。
でも、運命ってなぜこうもタイミングを外してくるんでしょうか。
関西空港から地元に向かう電車の中で、1通のDMが届きました。
「Reebokの撮影、いかがですか?」タイミングが絶妙すぎた話

そのDMこそが、スポーツブランド「Reebok」の撮影依頼。
しかも撮影日は2〜3週間後という、帰国スケジュールど真ん中のタイミング。
でも断れるわけがありません。あのReebokです。
むしろ、こちらからお願いしたいです。
いや、お願いしますっ!!!!!
正直、とても嬉しかったんです。仕事ができることに。
結局、休息期間はたった17日。「完全なオフ」にはならず
周りには「せっかく日本帰ってきたのに、Reebokの撮影入っちゃってさ〜」
とか
「すぐ韓国戻らないと〜〜、まいっちゃうぜ〜」
なんて言っていましたが、
きっと内心では嬉しくてニヤニヤしていたと思います。
結果的に日本滞在はわずか17日間。
その間にもマネージャーから別の案件のスケジュール確認が届いたりして、完全な休息とはいきませんでした。
モデルは「オンオフの切り替え」が本当に難しい
モデル歴も4年ほどになりますが、
正直なところ、いまだに「ちゃんとオフを取る」という感覚がうまくできていません。
以前よりマシにはなりましたが、、、。
「仕事があるのはありがたい。でもちょっと休みたい」
そんな揺れ動く気持ちを、ずっと抱えている気がします。
今思うこと。あの時「本当に休む選択」もできたはず

今振り返ると、あのとき
「どんなに良い案件でも一度断ろう」という選択も
取れたかもしれません。
でも当時の僕には、その余裕もなくて。
頑張るのが当たり前になってしまっていた。
でも、そのまま走り続けていたら続けられなくなることも
十分にありえたと思います。
仕事を頑張るからこそ、あえて「休む決断」も必要だと感じた
好きな仕事だからこそ、無理してしまうことってありますよね。
でも、その頑張りが続けられなくなる原因になることもある。
今なら少しだけ「ちゃんと立ち止まる」ことの大切さも理解できるようになりました。
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Samsung、Hyundai、IKEA、KPOP MVなど、韓国で数多くのモデル案件に出演。
現在も韓国でモデル活動を続けながら、モデル事務所でブッカーも担当しています。
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30歳で韓国に来てモデル活動を開始 。言葉も文化もわからない中でのスタート→今ではモデルが仕事に
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